見送られた中の、ACE阻害薬、ボグリボースはスイッチOTCはないだろう。
ここまで販売するなら、高血圧のみの人、食後過血糖のみの糖尿病は、保険では薬を出さないので、自分でOTC薬を買えという
ことになる。
これをいきなり販売するのは、リスクが高すぎる。診察、検査をしてからでないと無理。
もっとほかに保険を使わなくていい薬がたくさんあるだろう。どうでもいいもの。
グローバルスタンダード(世界標準)からはほど遠い、保険で使われている日本のおそまつな医薬品を駆逐してからだろう。
かつて脳代謝賦活薬、脳循環改善薬が一気に承認取消されたが、まだまだいらないものがたくさんあるぞ。
医療費の大部分はそんな安い薬を無くしてもたいして減らないけれど。
もっとも高い医療費がかかるのは、終末期や抗がん剤、難病治療薬だし。
最新の高単価医療を受けたいという、人間の願望がある限り、医療費はどんどん増えて行く。
厚生労働省は、2008年8月28日付薬事・食品衛生審議会一般用医薬品部会において、セルフメディケーション推進の観点から、
医療用医薬品の有効成分のうち一般用医薬品として転用すること(スイッチOTC化)が適当とされる4薬効群7成分を公表し、
同日付で、日本製薬団体連合会に対し、7成分のスイッチOTC化を製薬各社に促すよう求める課長通知を出しました。
これは、2007年3月に同部会において審議・了承された医療用医薬品の有効成分の一般用医薬品への転用に係るスキームに従っ
て、2008年3月末に日本薬学会でスイッチOTC化の推奨候補成分として8薬効群12成分を選定後、日本医学会及びその分科会で
ある105学会へ意見募集を行い、同部会において検討されたものです。今回、推奨候補12成分のうち安全性への懸念が払拭でき
ないなどの理由で4成分が見送られ継続審議とし、ロキソプロフェンナトリウムは既に承認申請されているため対象外となりました。
スイッチOTC化が適当とされる7成分
成分名
投与経路
薬効群
留意事項
主な医療用医薬品
1アンレキサノクス
内服アレルギー用鼻炎等用薬
―ソルファ(武田)
2ペミロラストカリウム
内服アレルギー用鼻炎等用薬
―アレギサール(田辺三菱)
ペミラストン(ブリストル・マイヤーズ)
3エバスチン
内服アレルギー用鼻炎等用薬
―エバステル(大日本住友、明治製菓)
4チアラミド塩酸塩
内服非ステロイド性抗炎症薬
―ソランタール(アステラス)
5イコサペント酸エチル
内服
EPA製剤
―エパデール(持田)
6
フルチカゾンプロピオン酸エステル
点鼻アレルギー用鼻炎等用薬 既に申請中のベクロメタゾン製剤が一般用医薬品として承認され、安全性について確認が行われた後とすることが望ましいこと。 フルナーゼ(GSK)
7トコフェロールニコチン酸エステル
内服
ビタミンE製剤 需要者が対象疾患を正確に把握できるよう情報提供に留意すること。 ユベラ(エーザイ) 参考:今回見送られた4成分(継続審議)
成分名
投与経路
薬効群ACE阻害薬 (9成分)
内服降圧薬 ボグリボース
内服糖吸収阻害薬 ヒアルロン酸ナトリウム
点眼ドライアイ用点眼薬 ピランテルパモ酸塩
内服駆虫薬