680円+税で買える、我が家に1冊欲しい文庫本。
医者が病院から逃げ出すとき(米山公啓 著)ちくま文庫
なぜ医療は崩壊したのか がわかる1冊。
まえがきからあ巻末の解説まで、役立つ情報。
病院へ誰でもどんな軽症でも夜間救急でも行けてしまうため、本当に必要な人が充分な医療が受けられなくなってしまう。
必要な情報が得られないため、意味無いランキング本を見てしまう。
風邪で病院に行くこと自体が無駄だが、薬を出されて飲んだら治ると誤解して休養をしない愚かな態度も改めないと。
熱によってウイルスをやっつけるからだの防衛本能を、解熱剤でみすみすなくして長引かせる愚策などについても書かれている。
やさしい家庭医学の本にもなる。
肝はなっちゃいない制度の解説。
なぜ医者は疲れきっているのかわかる。
死因不明社会(ブルーバックス)
もおすすめ。
誰でもわかるように、いいかげんな死亡診断書を書かざるを得ない現状が書かれている。
医療事故調なんて日本全国では稼働できないこともわかる。
体表面を見ただけで死因を正しく判定するのは無理だ。
でも剖険率は2パーセント代。
ほとんどは見た目で判定されてる。
Ai 死亡時医学検索(画像診断)がなされるなら、まともな死因判定の手助けとなるはず。