厚生労働省は13日、開業医に対し地域で果たすべき役割として、日曜日や祝日、夜間も診療することなどを求めた今後の医療政策に関する報告書案をまとめた。
2030年には75歳以上の後期高齢者が、現在の2倍近い2260万人に増えるとみられており、現在は時間外や日曜・夜間の診療を行っている診療所が減少するなど身近な地域での医療に不安があると問題提起。
このため、開業医について(1)地域で在宅当番医制のネットワークを構築、日曜日など救急センターに交代勤務(2)いつでも携帯電話で連絡が取れる(3)午前中は外来、午後は往診、訪問診療(4)みとりまで行う在宅療養支援診療所を含めグループによる対応で24時間体制の確保?といった取り組みが期待されるべきだと提言している。
病院と診療所の役割分担については、診療所は1次的な地域医療の窓口として患者の生活を支えながら、急な発症への対応を診療所同士や病院との連携で実現。急性期の病院は、質の高い入院医療が24時間提供されるよう原則、入院治療と専門的な外来診療のみとする。
報告書案は、都道府県が08年度までに定める医療計画づくりに役立てるようまとめた。
▽在宅療養支援診療所
在宅療養支援診療所 長期入院患者の退院後の受け皿となる在宅での医療を推進させるため、2006年度の診療報酬改定で新設された制度。24時間365日の対応が可能なため、在宅でのみとり介護(ターミナルケア)の中心的な役割を果たす。現在、全国で歯科を除く一般診療所は約9万9000あり、そのうち約9400の診療所が届け出ている。
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生身の人間なんだから、おちおち寝てられないとか、休養を取れないとか、勤務医で問題になってる事を開業医までなったら、だれもやらなくなるぞ。マンパワーを必要とするのに、人件費をペイできるだけの診療報酬が得られないんじゃ診療所も病院も消滅するって。
風邪で通院したら、自己負担5000円でいいんじゃないか。
逆に、継続通院が必要な疾患を現行の負担金くらいで抑えれば。
医療費高騰は無駄な通院、検査が多いからだし。
コンビニじゃないんだから、医療関係者にすべて24時間を強いるのは愚策だ。